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Visions of Masochist
自分を律し、行き先を指し示す【Vision】。 しかし、行き先の分からない「背徳の幻想」が、私の中には存在する。
「聖水」への想い【04】
ついに身体全体を、ご主人様の聖水で染めることができた満足感を感じるとすぐに、できるだけ、近くで、できるだけ、間に何も置かずに受け入れたいと、願うようになった。


「人間便器」


小説で読んだ、そんな言葉が、また私の脳裏に渦巻いていた。

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「聖水」への想い【03】
「女性の尿」を初めて見たのは、当時つきあっていた彼女のモノだった。興味本位にそんなことを頼んだことを、今では後悔している。
狭いアパートのユニットバスのトイレに腰掛け、陶器を叩く透明な一筋の流れを見た。コップに注いで、眺めても見た。大好きな女性だった。しかし、口にしようとは思わなかった。「思えなかった」のかもしれない。


私は、何のためにそんなことをしたのだろう。


その液体が「聖水」になるような行為を、私は彼女とはすることが出来なかった。そして、無理矢理それを口にしてしまえば、恐らく彼女は私を嫌っただろう。
しばらく後には自然に別れを迎えることになってしまったが、私は「そんなこと」で全てが終わりになるかもしれないリスクを冒す勇気は無かった。


それから、10年以上がたった。
私は、ついに「聖水」を身体の中に吸収し、今日を生きている。
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映画館・3回目【02】
 後ろの席の男性は、私の首筋の周りに両手を伸ばし始め、耳たぶの下、首筋、顎の下、とゆっくりと、指の腹でつまむようにしながら撫で続ける。無意識に、頭が後方のビロード地の椅子に吸引されるように、刺激の続きをせがんでしまう私。


 右側に座った男性は、私の右肘の内側とひざの周りを左右の手で同時に触っている。ストッキングの上を滑るように往復する生暖かい指先が、はっきりと、私の淫らな心を刺激し続けている。


(だ・・・、だめッ・・・、おかしくなるッ・・・!)

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「聖水」への想い【02】
それが「好きな人」とか、「大切な方」のものとかいう以前に、人間の身体は、排泄物を身体に受け入れるように作られていない。


まだ、相手がいなかったころ、「味」のイメージを確かめるために、自分の液体で試したことがある。


(嫌悪感を感じる方、以降は読み飛ばしてください)
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「聖水」への想い【01】
心から慕う女性の身体から放たれた、その液体のことを、
「聖水」と照れもなく言えるようになるまで、ずいぶん長い時間がかかったように思う。


 M男性が望む「聖水初体験」は、きっと、


「さあ、口をお開け!一滴のこらず、飲み干すのよ?こぼしたら・・・酷い目に遭わせるからね!」


エナメルのボンテージ衣装を着た女性が、そう言いながら仁王立ちして・・・みたいなものだろう。


でも現実にそんなシチュエーションで初体験、なんて、ほぼあり得ない。そもそも、M男性の眼前に、突然S女性が「降臨」することなんて、あり得ないことなのだから。
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映画館・3回目【01】
 煙草の匂いの漂う階段を上ると、いつもなら常連らしき男性が数人たまっている。でも、まだ時間が早いせいか、一人の姿も見えなかった。素早く、着替え場所でもあるトイレに滑り込むとこちらも無人。


 いつものとおり、トイレの確認が済んだら、男性の格好のまま、客席の様子を少しうかがう。すぐにトイレに戻りたい気持ちが高まるけれど、焦って怖い状況には陥りたくない。


 慎重に、目立たないように、周囲の客の人数、映画の内容、あとどのくらいで休憩時間になって照明が明るくなるのか、素早く、把握する。嫁ぎ先のお父さんに犯されている人妻のあえぎ声が、客席に響いていた。
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【Happy】
 週末ごとに、私は「そこ」に通うようになっていた。天気のいい土曜の昼下がり、街は明るい笑顔の人々で溢れている。家族連れ、恋人同士、そして、一人、大き目の黒いナイロンバックを抱えて歩く私。

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「映画館」・2回目【04】
やさしく言われると、私は暗示をかけられたように、口の中のむせるような匂いの中で、こくりと頷いていた。男性はなぜか仲間の常連さんを呼ぶ。


「この子淫乱みたいだからみんなでかわいがってあげよう」


どうやら常連らしき男性が3人、立って私を囲んだ。周りの男性から私をガードするようにこの3人が私を囲み、座り込んだ私の腰に手を回したかと思うと、あっというまに四つんばいの姿勢にされた。

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「映画館」・2回目【03】
(・・・!)


体中から、腕と指と手が降ってくる。身体をよじっても、何十本の指が私の首筋、わき腹、胸、太もも、そして、一番敏感な箇所を、襲う。


「やッ・・・、やめて・・・!」


周囲を刺激しないよう、小さい声で呟く。


酒と煙草の混じった男性の匂いに塗れた「女」が放つうめきは、雄の本能を刺激する。


女」としての意識が浅い私は、そのことに気づくことが、まだできなかった。
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「映画館」・2回目【02】
「ねぇ、ここ、よく来るの?」


 一人の男性が、お決まりの質問を投げかける。でも、私には、それがたまらなく面倒だった。はっきりいって、どの男性にも特別な興味はない。


 (私、私を性欲の対象として見て欲しい、獣のように求められたい、そして、その獣によってたかってしゃぶられる獲物に私はなりたいだけ・・・)


心の中で叫びながら、うわべだけは取り繕った優しい笑みを返す。無防備な笑み、それが男性の警戒心を解くために有効なことを、私はここにきて初めて知った。

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