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Visions of Masochist
自分を律し、行き先を指し示す【Vision】。 しかし、行き先の分からない「背徳の幻想」が、私の中には存在する。
「性癖」に目覚める時
男性であれば(女性でもそうかもしれないが)、一度は身体に電気が走るほど性衝動を感じる瞬間があるはずだと思う。
初めてそれを感じた時のことを、どのくらい覚えているだろうか。
父は毎日駅の売店でタブロイド紙を数紙、購入していた。
夕刊紙らしく、娯楽の一部は「エロ」。

日曜日の朝、ダイニングテーブルに放置された新聞から、私は子供がふれることのかなわない大人の世界を盗み見ていた。

トップレスの風俗嬢の写真、宇能鴻一郎の小説、そして、当時「トルコ」や「マントル」などと形容されていたいかがわしい店の体験記の中で、私は「目覚めた」のだと思う。

X字にのびる白い板の両端に取り付けられた黒い手錠のような器具に拘束され、両手両足をいっぱいに伸ばされている女性の写真、まさに、「電気が走った」瞬間である。

被虐、とか加虐趣味とか、当時は全く分かるはずもなく、ただ、「早く18になって、この店に行きたい!」とだけ、思ったことを覚えている。

数年を待たずして、倒錯の漂泊が始まることを、当時の私は知るはずもなかったけれど。
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