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Visions of Masochist
自分を律し、行き先を指し示す【Vision】。 しかし、行き先の分からない「背徳の幻想」が、私の中には存在する。
自分を初めて「女」にした瞬間【02】
 男性は、とかく「似合うもの」より「着たいもの」を集めたがる習性があるような気がする。似合わないのに身につけたい、と望むからこそ、結果的には背伸びをすることによってその背丈になるような成長をすることもあるだろう。

 「地位が人を造る」のは、そんな時かもしれない。

 しかし、女性を装う男性にとって、「着たいもの」より「似合うもの」を手に取るようになれる人は希だと思う。

 大抵は、どう考えても太すぎるウエストの上にボディコンスーツを着てみたり、ゴツゴツと骨張った顔に黒のストレートロングヘアのウイッグを着けたりしたがることの方が多いはずだ。

 私も、残念ながらその「大抵」の中の一人。
 私は、30歳くらいのOLが身につけている洋服への憧れがとても強い。タイトミニにぴったりしたジャケットを着こなすキャリアウーマン風の姿や、ふんわりとしたいかにも「OL風」な姿にも、オフィス用の制服姿にも憧れる。

 反面、セーラー服とか、いわゆる「ギャル服」とかには興味が持てない。

 もちろん、私の反対の趣味の男性もいる。そして、本物の女性と見まごう程の美貌、美脚を持つ方も、ときどき見かける。

(こんなに綺麗だったらなあ・・・)

 モデルのように素晴らしいスタイルを惜しげもなく晒した写真に釘付けになる。

 でも、それもまた、私自身が「装いたい」女性ではない。

 ある意味、自分が装いたい女性の姿は、自分が「モノにしたい女性」像を投影しているのかもしれない。セーラー服姿を望むのは、そういう女性を両手で抱けなかった淡い恋心の代償なのかもしれないし、小生意気な女性を力ずくで犯したい性衝動を、自分がその女性になりきることで昇華させたりすることがあると思う。

 私は、大人の女性以外、興味が持てない。

身体全体の輪郭が優しげな丸みを帯びてうっすら柔らかく覆われていて、ふんわりと辺りに落ち着いた安心感を漂わせている女性。怖いモノ知らずではなく、大切に、壊したくないものをいくつも抱えた女性・・・。

 私が「なりたい女性」はそんな女性だ。
そして、憧れの女性になった自分を、誰かの手で無理矢理壊されてみたい、と願う。

 屈折した欲求と、理想像と自分のギャップを埋められる一つのカギが、メイクという行為だと思う。

 見よう見まねで、シャワーから上がりたての素肌にローションを伸ばし、その上に乳液をつけ、スポンジに取ったベースメイクを広げていく。

 どうしても隠せない青みを隠そうと、知らず知らず厚い層を作ってしまった。女性というより、舞台俳優のような不自然に白い顔色に、派手な赤いルージュは全く調和しなかった。

(これじゃあ、なぁ・・・)

「理想の私」までの道は、とても長いように感じていた。

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テーマ:女装 - ジャンル:アダルト

コメント
この記事へのコメント
私も気持ちは同じですw
お化粧したり、洋服を着るとき、「私が思い描いてる理想の女性」に近づくように一生懸命しますw
で、「ち、ちがう。。」と感じガッカリするのです(笑)
想像ではこんなふうになってあんなふうになるはずなのに。。(泣)てw
年齢を重ねると特に。。隠すところが多くなってイヤになりますね(ToT)
って。。こんな愚痴はいいんです(汗)
そ、そう。自分を出来るだけ理想に近づけたら。。それをコテンパンに壊してほしい。
そう思いますね
2006/04/27 (木) 22:52:25 | URL | こねこ #-[ 編集]
簡単にたどり着けないから美を探求しつづけることができるんだと思います。

なりたい女性の姿があるならそれはなおさらのことと思います。

今回の妄想シリーズでは、さらに倒錯度が高くなりそうな予感がします。
どうしてか、は今後をお楽しみくださいね(^^)

男性ならではの感覚だと思いますので・・・。
2006/04/30 (日) 01:53:42 | URL | cockshut #-[ 編集]
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