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Visions of Masochist
自分を律し、行き先を指し示す【Vision】。 しかし、行き先の分からない「背徳の幻想」が、私の中には存在する。
誰の目にも見えない顔【03】
 頂いたコメントの言葉が、ちょうどこの1週間ほどの間に感じた心境に合っていた。

 心・技・体。

 何かを克服し、何かを成し遂げ、何かに打ち勝つために必要な三要素は、人間の成熟度を推し量るバロメーターでもある。
 【心】

 心のあり方は、身体に加わる刺激の「意味」を捕らえるセンサーの感度。意味が伝わらない痛みは苦痛でしかなく、心のない痛みには、意味を込めることができない。


 【技】

 技を極めることはすなわち、人の身体を上手く撲つこと、そして人の心を強い力で自分の自由にすること、そのどちらをもより効果的に、さらに威力を大きくし続ける唯一の方法。


 【体】

 責めを受ける側としても、責めを与える側にしても、生来の心が求める「体」がある。好みの体を持った者が好む体を持った者に出会えば、そこに何の技も、理由も必要がない。

 
 鮮明さを増す映像機器と、より強い刺激を売り物にし続ける商慣習によって、今では「体」に恵まれた女性の姿を、信じられないほど手軽に見ることができるようになった。

 (まさか、どうしてこんなに美しい人が・・・)

 新作ビデオ、人気blogの中には、そんな言葉でしか理解ができない程の美しい「体」の女性が溢れている。

 美の神様から取り立ててひいきされた訳でもない凡庸な「体」しか持たない者にできることは、「心」と「技」を磨くことしかない、と思い、中学、高校、そして大学。「モテる」体を持つ者を羨まなかったといえば嘘になる。
 「体」で敵わないなら、と心や技を磨く真似をして気を慰めていたことも事実だ。

 その頃のまま、何も変わらないで年を重ねる人生もある。きっと、早いうちに全てを手に入れた人ほど、そういう人生を選ぶのかもしれない。

 今なら言える。

 「体」の美しさは、心や技で代替するものではなく、「至上の美」は、「体」単独で存在するものではない、と。

 あれほど焦がれた「経験」までの長い長い道のりが、そのことに気づかせてくれたのだろう。
 
 【早すぎる経験は内省の機会を奪う】

 「顔を見せる」ことに葛藤した長い間に内省し続けたことが、形を見せ始めているのかもしれない。何が幸運かは、誰にもわからないものだと、今は思う。

 
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